CONCEPT
なかよくなれそうなまち

 

 

ジョンソンタウンのコミュニティ

 


 ジョンソンタウンのまちづくりをしていくうえで意識したのは、統一感あるまちなみと豊かな緑によるやすらぎの創造です。そしてハード面の整備もさることながら、ソフト面の整備にも力を入れてきました。
 とくに力を入れて取り組んできたのは「交流のあるまちづくり」です。住民同士の活発な交流は、さまざまな面で良い効果をもたらします。

 

 まちのなかに管理事務所をもうけ、定期的に巡回するなどして、入居者からお困りごとや建物の不具合などの相談を受け、解決にあたっています。毎日顔を合わせているとお互いちょっとした変化にも気づくことがあり、それが入居者の安心感につながっているという声も多くいただいています。


 ジョンソンタウンは住宅地ですが、住宅でもお店でもお使いいただけるようなハード面の工夫がされており、原則店舗立地に限り、お店も営業しています。これらのお店があることによって住民の方々も利用し、店主も仲介役となり、住民同士の親睦の場となっています。

 活発な交流を意識した、このまちらしいイベントも企画・実施しています。特に子どもや子どものいるご家庭向けのイベントに力を入れており、イベントを通して子どもを介してのつながりがうまれています。

 

 「ハードのルールづくり」から交流が活発になったケースもあります。たとえば、原則的に「柵や塀をつくらない」というルール。日本の住宅地の伝統である柵や塀で家を囲まないことで、ご近所同士の心理的な柵もなくなり、自然と挨拶や声掛けができる環境に変わり、ご近所さんが集まってバーベキューなどをして親睦を図る光景が増えました。こういった変化により、ご近所づきあいが形成され、結果として防犯効果(ご近所の目)や災害時の助け合いにもつながっています。


 ジョンソンタウンは賃貸住宅地なので、入居者やテナントは入れ替わります。入居者との新たなおつきあいが始まるだけでなく、転居した方々とのつながりも続いています。タウン管理者としても嬉しいかぎりです。
 これからも「交流のあるまちづくり」のために奮闘していきたいと思います。